意外と知らない【残価クレジットの最大のデメリット】

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残クレの利子の仕組みや計算方法ってみんな知ってますか?←これが最大のデメリットです。
残価クレジットの利子の計算方法は普通のローンとは利子の計算方法が違います。この違いを理解する事で本当に残クレでいいのか判断してみてください。

車を買う時、絶対っていうほど営業の方が【残価クレジット】を進めてきます。そんな時は、こんな風に言ってみてください。

「残価にも金利掛かってるんですよね?」

きっと気まずい空気になります(笑)

残価を引いた残りの額だけ、ローンを組んでいるから月々の支払が安い訳ではないのです。これはディーラーが利子で儲ける為の仕組みを、良いとこだけピックアップして悪いとこはろくに説明もしてくれないんです。なのでわかりやすく説明していきます。※1.9%の場合は条件により残クレの方がお得になる場合もあります。

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残価にも利子が掛かってる

知っている方も居るとは思いますが、残価にも利子が掛かっていますしかも普通のローンの利子より多く取られています。理由は返済期間の最後の月に返すからです。

残価クレッジットなんだから当然と思うかもしてませんが、これが残クレの支払総額が高くなる理由です。

どうして総額が高いのか?

ディーラーで残クレのシミュレーションをしてもらい月々「21,594円」で新車を買えると言われました。
家に帰って実際に計算してみました。

車両価格頭金残価設定価格
(5年後)
残金
200万40万60万100万
「200万の新車を頭金40万入れて160万の残クレで購入」「5年後60万で売却」なので100万円を5年で返すことになる。その場合の利子は以下のようになる。
月々の支払額支払い回数返済総額支払利息総額
18,825円60回1,129,496円129,496円
この場合100万を金利4.9%で5年間にすると月々「18,825円」になり家計の負担ならないで済む額になりますが、利子の129,496円を支払うことになる。5年間100万を借りているのだから利子はしょうがないでしょう。

ここである疑問に気が付きます。

ディーラーで聞いた金額の方が月々の支払額が高い!

ディーラーで聞いた額自分で計算した額差額
21,594円18,250円3,344円

月付きの支払が3,344円も変わってくるのはおかしいです

計算が間違っているかもしれないので他のローンシミュレーションサイトでも調べてみましたが結果は変わらない。

計算サイトを探しているうちに残クレ専用の計算サイトを発見そちらで計算すると月々21,594円となり、あっています。どうして違いが出るのか?調べてみました。

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残クレを安いと勘違いをさせる仕掛けとは?

まず次の2つのサイトで残クレを組んだ時の5年間の利子の違いに気が付きました

みなさんも金額が大体決まっていればを出してみてください。

残価クレジットローン計算 今回の例で計算したら【月支払い額の総額】1,274,046円でした。利子が274,046円掛かります。

ローン計算 ローンシミュレーション
こちらでは頭金ー残価設定ー車両価格=の100万円を5年間利息4.9%で計算します。【月支払い額の総額】1,129,496円で、利子が129,496円でした。

残クレの利子普通ローンの利子差額
274,046円129,496円144,550円

残クレの利子が274,046円で100万ローンの利子が129,496円です。

どちらも金利は4.9%なのに144,550円も残クレの方が利子が高い。

この残クレの謎を解くのが大変でした。他のサイトを見ても「結果利子が高くなるので残クレはやめたほうがいいです」みたいな感じで計算方法はが何処にも記載されていませんでした。なので自分なりに計算方法を解読してみました。

まずあやしいと思ったのは、残価設定の60万円です。もしかしてこれも元金に含まれているのでは?

今度は160万でローン計算 ローンシミュレーションを計算し直してみてください。
結果は 支払利息総額:207,220円なんとまだ7万ほど足りない。【残クレの利子は274,046円】

この考えを図で表すと

残クレ図で説明①

60万は元金据え置きなので5年たっても減らない事を見逃していた事に気が付きました。

ローンの金利は元金に対して何%と月々掛かってくるもの

本来は100万を5回に分けて返していくと
1回目 20万と100万に対しての利子
2回目 20万と 80万に対しての利子
3回目 20万と 60万に対しての利子
4回目 20万と 40万に対しての利子
5回目 20万と 20万に対しての利子
このように返済すればするほど利子は小さくなります。

では残価60万はどうでしょう?
1回目 60万と 60万に対しての利子
2回目 60万と 60万に対しての利子
3回目 60万と 60万に対しての利子
4回目 60万と 60万に対しての利子
5回目 60万と 60万に対しての利子
元金が減らないので、利子も減りません。要するに60万を5年間返さずに借り続けた利子が発生しているのです。

1年60万×4.9%を5年分なので147,000円の利子になります。この利子を月々で分割して支払うと2,450円になります。図で表すと

残クレ罠②

これが【残クレ】と【普通ローン】の月々の差額の正体です。実はまだ319円足りていないのですが、小数点以下の計算の差・正確には残価が最終回にカウントになるのでその計算の違いだと信じておきます。

 

さらにここで売らずに乗り続けると残りの60万をまた再ローンを金利6%(金利はメーカーによって変わります)で組む事になり5年ローンだと95,956円の利子が掛かることになります。残価の利子をもう一度支払うことになります。

金利の2重払となってしまうのです。

再ローンで乗りつづける場合はもっと悲惨

月々の支払額支払い回数返済総額支払利息総額
11,599円12月×5年=60回695,956円95,956円
60万を再ローン金利6%を組んだ場合は利子で 95,956円掛かります。

結果、初めの5年間で274,046円その後の5年間で95,956円合計10年間で370,002円もの利子を支払うことになる。

銀行ローン(1.9%)で10年同じ額を借りると利子は158,014円です。残クレと比べると約20万無駄に支払う事になるんです。多少面倒でも金利の安いローンを組む事をオススメします

1.9%の低金利残クレの場合、再ローン時に同じ位の低金利で借りれるなら残クレの方が総支払額は安くなります。欲しい車が低金利(1.9%)キャンペーン中なら残クレで購入もいいでしょう。その際は必ず銀行ローンと比較し月額を同じ位になるように年数を変えて設定してください。同じぐらいになった時の支払総額が少ない方がお得です。

すでに残クレを組んでしまった方、途中でも残クレをカーローンに借り換え可能です。ぜひ検討してみたください。

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