新車ローン・残クレってすごく損！衝撃の事実を告白！

これは私が(NISSAN)日産で新車購入時に体験した実際のお話です。ディーラーで新車を購入しようと悩んでいると、

「月々の返済額を抑えるなら【残クレ】がオススメです‼」

と営業の方が進めてきた。しかも残クレで購入するとカーナビなどの付属品が安くなるキャンペーン期間中らしい。ざっくりと「残価設定型クレジット」の説明を聞いたが、なんだか話がうますぎるので徹底的に調べることにしました。

先にお伝えしておきますが残クレは総支払額が増えます。金利1.9％以外の4.9％の車種に関してはひどい結果になります。残クレから銀行ローンに変えたおかげで10年間の利子が

406,413円得をしました。

残価設定型クレジットとは？
1. 残クレの注意点【残価保証の条件】
本当に【残クレ】じゃないと月額を抑えられない？
1. 【残クレ】と【銀行ローン】徹底比較
2. 【残クレ】と【銀行ローン】のメリット・デメリット
200.300.400万円と多くして比較←大事です
ー最終結論ー

残価設定型クレジットとは？

【残価クレジット】「毎月の支払いがお手軽に」「心配いらずの残価保証」
【テーガク５】残クレの2つ＋「３年目の車検付代付き」「オイル・エレメント交換無料」「メーカの保証が３年から５年に延長」の合計５つの安心が付いてきます。

私が初日の説明を受けて解釈した【残クレジット】内容です。

まず普通ローンの場合(年利6％)

200万円の車を購入する事になりました。頭金に40万円を入れて残り160万円です。残りの160万円を５年間でローンを組むと月々30,932円となります。

「月々の3万はきびしいなぁ～。」

次にオススメされた残価クレッジトの場合(年利4.9％)

200万円の車を購入する事になりました。頭金に40万円を入れて残り160万円です。さらに５年後この車を60万円で買取る保証してくれます。これで頭金４０万円と残価60万円を引き、残りの１００万円。５年間で残クレを組むと月々21,594円です。

「月付２万。これなら行ける！」

このように月々の返済額を抑える事が出来ます。５年後車を売ってローン返済。またこの車をまだ乗り続けることもできます。この場合は６０万円を一括で払うか再ローンを組むことができます。５年後また判断すればいいのです。

ただ残価設定の６０万円で買い取ってもらうにはいくつか条件があります。

残クレの注意点【残価保証の条件】

残クレで設定した満額で買い取ってもらうには、メーカーが指定する基準に沿って車を乗っていないといけません。その条件とは以下のものとなります。

(１)レース等の協議に使用しない事、また違法な改造をしない事
(２)事故による修復履歴がない事
(３)走行距離が事前に設定した距離数以下であること。
(４)内・外装の損傷による日産販売会社による査定減点が免除基準の範囲内である事

の５つの条件をクリアしていると残価を保証してくれます。

(１)は約束できそうですが、(２)、(３)、(４)を気にしながら車を乗るってなんだか気を使ってしまいそうです。

詳細はメーカー毎に若干異なる為、各メーカー残クレ説明ページのリンクを作りました。ご確認ください。

HONDAの｢残クレ｣ TOYOTAの「残クレ」　NISANの「残クレ」　SUBAURの「残クレ」　MISTUBISHIの「残クレ」　MAZDAの「残クレ」

本当に【残クレ】じゃないと月額を抑えられない？

【残クレ】と【銀行ローン】徹底比較

まず条件を整理します。「200万の車」「頭金40万」

【残クレ金利4.9％】残価が６０万あると比較にならないので再ローンをした場合で考えます。

他の銀行のカーローンはどのようになっているのでしょうか？

	残クレ	カーローン
金利	５年間4.9％３年間6％	８年間1.9％
最初の５年間月額	21,594円	17,978円
最初の５年間利子(4.9％)	274,046円	―
再ローン３年間月額	18,253円	―
再ローン３年間利子(6％)	57,097円	―
８年間利子総額	331,143円	125,901円
利子の差額		205,242円

カーローンの方が月額も総額利子も安い！しかも総額利子の差が205,242円こんなにも違う。

【残クレ】と【銀行ローン】のメリット・デメリット

残クレのメリット

・審査に通りやすい！
例えば年収が少なくてもある程度の額が借りれます。ブラックリストに載るような方でない限り大丈夫です。担当営業の方がうまくやってくれます。

・手続きが簡単！
担当営業の方が面倒な書類作成からほぼすべてやってくれます。あとは営業の方の質問に答え、署名と捺印で終了です。またわからなかった分からない事があれば、すぐ相談できる事もいいです。

残クレのデメリット

・金利が高い！
1.9％の低金利に対応する車種ならいいのですが、4.9％または６％になると総支払額が一気に上がりますので最大のデメリットです。

・残価保証の条件！
残クレでローンを組んだ場合、この借り物の車に乗ってる感が３年または５年の契約期間中ずっと付きまといます。長期のリースだと思っていいと思います。

・車検書の名前が日産！
車検書の所有者欄はディーラー名になるんです。使用者は自分の名前になります。車買った感が少し減ります。ですが、何も障害はないので気にしなければ大丈夫です。

・事故した時が大変！
もし大きな事故をしてしまうと、残価が補償できなくなるのでローンの一括返済を請求される事があります

銀行ローンのメリット

・金利が低い！
銀行のカーローンは車という担保があるので金利が低くなります。平均で1.7％～３％なので支払い総額少なくなります。

銀行ローンのデメリット

・ディーラーローンに比べると審査が厳しい！
金融機関によって前年度の年収がいくら以上の方とか、地域限定など自分に合ったローンを探すのが大変です。

・手続きが面倒！
書類を書いたり、提出書類を集めたり、銀行に直接行ったりと何かと面倒です。だた一日あれば事が済みますので、総額の差を考えればやる気にもなります。ちなみに私がローンを組んだ【福島銀行　不要型「e-車助プラス」】です。

200.300.400万円と多くして比較←大事です

金額多いと利子の差も増えるのでの200万、300万、400万の比較を作ってみました。残価率は３０％です。

「価格200万円」「残価60万」

車体200万円頭金なし	残クレ	カーローン
金利	５年間4.9％３年間6％	８年間1.9％
最初の５年間月額	29,237円	22,473円
最初の５年間利子(4.9％)	324,983円	―
再ローン３年間月額	18,253円	―
再ローン３年間利子(6％)	57,097円	―
８年間利子総額	382,080円	157,378円
利子の差額		224,702円

「価格300万円」「残価100万」

車体300万円頭金なし	残クレ	銀行カーローン
金利	５年間4.9％３年間6％	８年間1.9％
最初の５年間月額	42,359円	33,709円
最初の５年間利子(4.9％)	499,181円	―
再ローン３年間月額	30,421円	―
再ローン３年間利子(6％)	95,174円	―
８年間利子総額	594,355円	236,103円
利子の差額		358,252円

「価格400万円」「残価133万」

車体400万円	残クレ	カーローン
金利	５年間4.9％３年間6％	８年間1.9％
最初の５年間月額	56,528円	44,946円
最初の５年間利子(4.9％)	665,152円	―
再ローン３年間月額	25,712円	―
再ローン３年間利子(6％)	212,731円	―
８年間利子総額	877,883円	314,809円
利子の差額		563,074円

ー最終結論ー

この比較で大体の【残クレ】と【銀行のカーローン】の差はわかっていいただけたでしょうか？購入予定のお車が、残クレ金利4.9％ならやめたほうがいいでしょう。1.9％は要検討！

今回は私が購入したのは2017年11月で日産エクストレイルなので残クレの金利が4.9％で比較的高いこともあり、このような結果となりました。現在では金利1.9％の車種もありますので。利子の差額は少ないと思います。

日産の残クレについて徹底的に調べてきましたが、１つだけ気になるのが同じ金利なのに残クレの方が利子が多いいのか？・・・驚きの計算方法とは！[残クレの隠された秘密]続く

最後にで300万円の車で【残クレ金利1.9％】と【銀行ローン金利1.9％】を比較しました。

車体300万円	残クレ	カーローン
金利	５年間1.9％３年間6％	８年間1.9％
最初の５年間月額	37,142円	33,709円
最初の５年間利子(1.9％)	191,378円	―
再ローン３年間月額	30,421円	―
再ローン３年間利子(6％)	95,174円	―
８年間利子総額	286,552円	236,103円
利子の差額		50,449円